イングランド フットボールリーグカップ決勝 マンチェスター・シティがPK戦の末 優勝

イングランド フットボールリーグカップカラバオカップ)の決勝戦が2月24日ロンドン・ウェンブリー スタジアムで行われ、マンチェスター・シティPK戦の末、チェルシーを下して連覇を達成しました。

今シーズン4冠(他はチャンピオンズリーグプレミアリーグFAカップ)の可能性があり、ひとつ目を達成したことになります。
なお、4冠についてはメディアで注目されていますが、選手自身は「誰も達成したことがないのであり得ない」と否定的に考えているようです。

両チーム無得点のまま延長戦に入り、結局そのままPK戦に突入したのですが、この試合のもっとも注目されたシーンは延長戦終了時に起こります。

チェルシーゴールキーパー アリサバラガは終盤何度も足をつって、メディカルチームも呼んでいました。このため、サリ監督はキーパー交代を決断します。

特に控えのカバジェロは2016年のマンチェスター・シティ在籍時に同じフットボールリーグカップ決勝で、リバプールのPKを3本も止めたPKを得意としていますので、アリサバラガが足をつっている以上、交代は自然な判断に思えました。

しかし、この交代をアリサバラガがなんと拒否します。すでに副審とともにカバジェロがサイドラインに立っているにもかかわらず、アリサバラガは大丈夫、大丈夫と親指をあげて拒否し続けます。
サリ監督は激怒したように見えましたが、結局交代は行われず、チェルシーPK戦で敗退してしまいます。

副審とともにカバジェロがサイドラインに立った時点で交代の手続きは済んでいたように思えるので、交代を撤回できる状態であったのかも、疑問に思える状況でした。

サリ監督は、2月10日のプレミアリーグ、同じくマンチェスター・シティ戦で0:6で大敗するなど、解任のうわさが濃厚となっていました。
これに加え、選手が監督の指示に従わない状態が続くと、ますます窮地に追い込まれるかもしれません。

なお、サリ監督、アリサバラガともに試合後のインタビューで、「誤解が原因」としています。
「アリサバラガはプレー継続に問題ない」とメディカルチームがベンチに戻った時に伝えたことで誤解は解けたとしていますが、極めて不穏な雰囲気が漂っていましたので、個人的には単なる誤解で両者和解ということにはならないように思えました。

サリ監督の去就とともに、次の試合のゴールキーパーは誰になるのか注目です。

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交代を拒否するアリサバラガ

参考:

www.bbc.com